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JASRACの結婚式の包括使用料について分かりやすく解説|新郎新婦の負担はどうなる?

今回は2019年8月30日にJASRACが発表した、約1年間試験導入する結婚式の使用料について解説します。

JASRACは10月1日から結婚式や結婚披露宴で使用する楽曲に、包括使用料を試験導入するそうです。

また包括使用料になると新郎新婦など利用者の負担はどうなるのかも考察してみます。

それでは、JASRACが試験導入する結婚式の包括使用料について見ていきましょう。

JASRACが試験導入する結婚式の包括使用料

結婚式の包括使用料

2019年8月30日にJASRACは、結婚式や結婚披露宴などブライダル関連で使用する楽曲に対して、包括使用料を試験導入することを発表しました。

JASRACの包括使用料の概要

期限

2019年10月1日~2020年9月30日

包括使用料額
  • オーディオ録音(進行用録音物): 1催物当たり 5,000 円(税別)
  • ビデオグラム録音(記録用録画物): 1催物当たり 10,000 円(税別)

 

<進行用録音物>

ブライダルでBGMに使われる楽曲を録音された媒体(CDなど)

<記録用録画物>

ブライダルで上映する、或いはブライダルを録画した媒体(BDやDVDなど)

対象外楽曲
  • JASRACが管理していない楽曲
  • 専属楽曲(専属作家契約によるレコード会社に独占的な利用を認めている楽曲)
  • JASRAC以外が権利を有している外国の楽曲

 

対象事業者(想定)

「ブライダル用録音・録画物に係る包括的利用許諾契約」を締結している事業者が前提で、

  1. 2018 年度の録音物または録画物に関する利用申請実績が2,000 件以上
  2. 公益社団法人日本ブライダル文化振興協会(BIA)が制定する「ブラ
    イダルサービス宣言」の認証を受けている。

 

①か②のいずれかの条件を満たしている事業者。

ブライダルサービス宣言

契約から結婚式当日まで新郎・新婦に安心してブライダルサービスを受けていただくための行動指針として制定しました。
宣言は、契約時の説明責任、提供サービス・料金体系の明確化、法令遵守等、企業として果たす役割を明確にしたものです。

引用:https://www.bia.or.jp/bia_info/bridal-service-declaration/

 

JASRACが試験導入する包括使用料とは

結婚式や披露宴などブライダルに関連する催事で、会場のBGMとして流す楽曲やオープニングムービーに使用されるBGM、またブライダルを録画した中に含まれる楽曲に対して、

楽曲単体での使用料ではなく、1催物(例えば結婚式で1回のカウント)で使用料を徴収するという形式のこと

したがって、1回の結婚式にどれだけJASRACが管理している楽曲を使用しようとも、15,000円(税別)以上はかからないとも言えます。

ちび音
ちび音
ちなみに楽曲の使用料は曲数ではなく、時間の長さあるいは会場のキャパシティで変わります。

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今までのJASRACの結婚式の楽曲使用料について

今までというか2019年9月30日までのJASRACの結婚式の使用料は、使用目的に応じて使用料が変わりました。

<使用目的とは>

主にプロフィールムービーや余興などの「演奏利用」や会場で流すBGM用のCDやDVDなどの「複製利用」など。

ちび音
ちび音
通常は結婚式の会場側、CDやDVDを制作会社で作ったのならその制作会社が、使用料の手続きをしています。

JASRACの結婚式の包括使用料で利用者の負担はどうなる?

結婚式の包括使用料

JASRACの包括使用料によって、新郎新婦など利用者の負担はどうなるのか。

想定できるのが

結婚式の費用の増減

ですね。

今の使用料の体系に対して包括的使用料が高くなるのか、それとも安くなるのか。

1催物で定額というのは一見安くなるのかもと思いましたが、今の使用料の徴収方法と比べて、結婚式のプランの金額が上がる可能性もありえます。

結婚式会場など条件によって楽曲の使用量が変わってくるので、比較がイマイチできません。

僕の周りに聞いてみると、結婚式の会場側からJASRACの使用許可を得ているであろうものから選んだそうです。

企業側から提示された音源から選ぶ、そのような形がほとんどなのかもしれません。

ということは、実際にはJASRACの使用料に関しては、ほぼほぼ表には出てこないのではないでしょうか。

それにJASRACの使用料が個別に判別できるものでもないようなので、たとえJASRACの使用料が上がっていたとしても、気に止まらないのが現実だと思います。

もしこれから結婚式を挙げる予定の新郎新婦の方の中で、

「それでもどうしても気になる!」

という方は後述することを確認するのが良いかと思います。

結婚式を予定している人が確認しておくべきこと

結婚式

試験期間中に結婚式を予定している方が確認すべきは、当たり前ですが金額の確認です。

現在、目星をつけている結婚式場の費用を今の時点で確認して、もし10月1日前に予約を取る(既に取っている)のなら会場側に確認するのが良いかと思います。

また10月1日以降であれば、今の時点で確認しておけば10月1日以降で結婚式の費用が増減しているかを確認できますよね。

ただJASRACの包括的使用料は企業の募集のなかから若干数が採用されるそうなので、10月1日以降も影響が無い結婚式会場も多いのではないでしょうか。

またJASRACの包括的使用料を採用する企業は、ブライダルサービス宣言の認証を受けているなど優良企業です。

もしかしたら、企業努力でユーザーには影響が及ばない可能性も十分あると思います。

孤独のグルメのサントラと平沢進の楽曲はJASRACフリー

それでも不安な場合はJASRACフリーの楽曲を使用するのが一つの方法です。

例えば「孤独のグルメのサントラ」はJASRACフリーだし、ミュージシャンで音楽プロデューサーの平沢進氏はJASRACから離脱しているので、平沢進氏の楽曲の一部はJASRACの使用料を払わずに使えるのではないでしょうか。

ちび音
ちび音
ただ使用する際は、再度確認のうえ自己責任でお願いしますm(_ _)m